暁のヨナ 第147話
もう次号が発売されますが、せっかく書いたので。
えー、前回の「話があります」で、もうどうでもいいから真国早く片付いて!と思ってしまった頭ですが、今回で一気に真国問題に帰ってきました。
だって面白すぎる!
ヒャッホーな思考回路のゴビ神官。
彼のモノロローグで、初めてこれまで謎の邪魔ばっかりするおじさんだった彼の考えが明らかになりました。
しっかし、見事に全てが自分基準の自分に寄せた解釈(笑)。
事象を自分の価値観で自分の世界に 合わせて解釈しちゃうんですね(・_・;)
まともな人からしたら「は?」な行動の多い彼ですが、それでも彼にとっては自分の中で筋の通ってることになってるんですよね。
しかし、コビ神官、四龍をスウォンが所有していると思い込んでいます。
スウォンは四龍の力に頼る気全くないし、はっきりそう表明しているので、羨ましがっている様子が余計に滑稽です。
スウォンが合流したらそこらへんをはっきり告げておっさん「ガーン!!」みたいなシーンもあるのでしょうか!?
四龍は四人とも動きません。
彼らの怪我の重さや寿命が短いことを知っているユン君、心配で心配でたまりません。
そして苦しそうなハク。
初めてじゃないですか?
ハクが自分の気持ちに従ってスウォンのことを殺した言っていうの。
いつも姫様のためにってニュアンスが含まれていましたが、初めて自分の意思で殺したいって言ったのではないかと思います。
しかし、この構図、このモノローグ……これは主人公がするやつです。
安定のハクの主人公ぶり(笑)。
アルギラキーック!!
全国のヨナファンが「ありがとう!」って心の中で叫んだんじゃないでしょうか(笑)?
この次のコマのアルギラ、彼らしくない表情なんだけれど、いい顔してる。
ミザリとコウレン姫。
この二人に関しては何があったのか掘り下げる描写がないのですが、二人の様子から過去に何か絆を深めるエピソードがあったんだろうな−つて想像できるので、少ない絡みでそれを違和感なく感じさせてくれる草凪先生、すごいです。
ミザリは本当にいいキャラクターですね。
ただの嫌な引っ掻き回し役か“と思いきや、彼には歪んでいるなりにも純粋な信念と正義に基づく考えがあって、芯が通っています。
そこが一切ぶれることなく、四龍と交流したりしながら成長していく姿を見ていたので、重傷を負いながらも無邪気にコウレン姫を助けに駆けつけた様子のかわいいこと。
一途にコウレン姫を慕うミザリが、もう愛おしくて涙出ます。
コウレン姫も、キャラクターがしっかりしていますよね。
状況的には追い詰められて、命を狙われ、大切な部下を失い、自国の兵士にも疑いの目を向けられ、両翼をもがれたような状態の彼女ですが意気消沈する様子も、心が折れる様子もありません。
毅然とした態度を崩さない。
しかし、ミザリの独特の気配を察するとか、この方もしかしてかなりの手練なのでしょうか??
ヨタカは風の部族に保護されてますね。
初登場時にはまさか彼が殺伐とした話の中に、一人だけ癒しを与えてくれるギャグ要因になろうとは全く想像していませんでした(笑)。
「俺をハゲさせて辱しめる気か」が何気に今回一番のヒットでした。
スウォンもついに到着して役者がそろったけれど、ここまでいろんな派閥がごちゃごちゃに入り混じって揉めまくっちゃって、
本当にいったいどう決着がつくのでしょうか!?
しかも今回はザ・仲間はずれケイシュク参謀がいるので、彼もどう動くのでしょう!?
次号お休みじゃなくて本当に良かった!
良かったけど、この前は本誌の表紙のカラーに3枚も描いてたり、今号も表紙カラーだし、先生、無理しないでくださいね。
私、ゆっくりだろうがこの先何十年かかろうがついて行きますので!!!