暁草紙

暁のヨナ狂、原田笙子のブログです。

暁のヨナ 第139話

読者の密かな人気者、アヤメちゃんのかっこいい啖呵が見れました!


颯爽と風の部族に合流した通りすがりの暗黒龍は、サキとへンデにしっかりと抱きつかれています。
もう離さない的に(笑)
「ハク様の墓って片付けたっけ?」「片付けた」と2人が小声で会話していますが。
もう風の部族ではキッチリお葬式とかされたんでしょうねきっと。

でもヨナの姿が見えないのでツッコまれるハク。
別行動と説明すると、姫様とケンカしたのかと勘ぐられます。
天然気味のヴォルドは、別れ際にいちゃついていた(ようにしか見えない)伸睦まじい二人の様子をありのままに報告しようとしますが……阻止するハク。
ヴォルドの中では完全に恋人同士だということになっていたようです。
そうですよね、ついこの間知り合った訳ですから、ハクとヨナのスウォンを含む微妙な関係とか、ハクの素晴らしいこじらせ具合とか知る由もないですよね(-_-;)
「恋人じゃねえし」というハクに、ここで初めてヴォルド混乱(笑)
そんなばかなですよね(笑)。
じゃああれはなに?というヴォルドですが、俺が聞きてえよ、なハク。
(ごもっとも)

独特の色々自分で言っちゃう結構天然系なヴォルドによると、いちばん強い剣士がヴォルドで、戦闘力が高いのがアルギラと説明しています。
つまり五星のうち強い方から二人がタオ姫のところへ行ってしまったということですかね?

風の部族たちはわらわらとハクの周りに集まって即席ハーレム状態(笑)。
ハクは15歳から緋龍城へ行ってしまって、3年間帰省していないはずですが、ということは15歳のときにすでにみんなを虜にして、その後一度しか戻らないままこの崇拝状態を維持していたということですよね??
すげぇな!
でも気持ちは分かるぜ、風の部族よ!
しかし、風の部族の陣には女性も多くいます。
女子も勇ましい風の部族なので、戦闘要員でしょうか?
それとも炊事等のために後方に控えていたけれど、ハクがいるというのでわらわらやってきたのでしょうか?
風の部族軍の陣容が知りたい。
そして、対する真国軍の中にも女性が。
ん?それどころか子供の姿が!?
どっから来たんだ!?
なぜいる!?
あ、そうか、国民の総力戦となる覚悟の真国だから、もう最初から子供も駆り出されているという描写……?


ヨナとテジュンの作戦はとりあえず成功して、予定通りの開戦は阻止できましたが、ヨナにはこのままスウォンが開戦を諦めるように思えません。
スウォンの次なる一手を読むヨナは、新たな行動を起こす様子……?

そんなことは知らないハクは開戦が遅れているはヨナが成功した証拠なので、姫様に早く来いって心の中で言ってるけど、とりあえずそこ、いつ開戦するか分からない緊迫地帯のはずなんだけど( ; ゚Д゚)
ヨナ来たら危なくない?
他に合流場所とか決めてないから仕方ないけど。
まあ、全然知らないところにいるよりは、自分や風の部族に囲まれてる方が安全かな?

風の部族たちは持ち前のコミュ力の高さを発揮して、ハクの指示どおりじわりじわりと(笑)真国兵たちと心の距離を縮めていきます。

そしてそこへヨタカとミザリも到着したのですが、ここでもまた事件を起こしてしまうミザリ。
ゆがんではいるけれど、純粋過ぎる彼の言い分に、自分の都合で見えないふりをしてしまっている不都合な事実を突きつけられたコウレン姫は激しく動揺します。
そして、ミザリは更に持論を展開。
本人はコウレン姫を守るために純粋に真面目に考えた結論ですが、そのいびつな考え方にさすがのコウレン姫も絶句。

私ね、キャラクターがしっかりしている作品が好きなのです。
引っ掻き回す役割のキャラであっても、引っ掻き回すためにとってつけたような理由で動かれるのが苦手なのです。
たとえば物語に事件が起こらないといけないから、明らかに事件を起こすために出てきて、それっぽいこと言って物語りに必要な事件を起こすキャラ。
ヒロインをいじめるためだけに存在しているような意地悪なライバルとか。
ミザリのキャラクターはすごいです。彼ははっきりとした人格を持っていて、彼独自の思考回路があり、それに沿った行動を起こします。
そして純粋に選んだ選択肢が波紋を呼んでいきます。
草凪先生の作品のブレないキャラクター性が好きです。

あと、しばらく城を勝手に留守にしていたミンスですが、怪しまれていないのでしょうか?
慌てて走って飛び出して、そのままヨナに同行したので、アリバイ工作とか出来てないですよね?
それとも前とは違って閑職に追いやられていて城にいなくても騒ぎにならないような立場なのでしょうか?
でもスウォンのことです。
ミンスをヨナとハクへの使いに選んだ時点で、自分を捨てて二人について行っても良いくらいに思ってそうですね……。

ハクがスウォン王の人柄について真国兵に語るシーンがあるのですが、的を射た説明ではあるけれど、スウォンを全面的に信用できないテウの反応が何とも言えない……。