荒川版アルスラーン戦記

荒川弘先生版のアルスラーン戦記がアニメ化されるという事ですが、実は私、長い間荒川版を読めないでいました(ーー;)
荒川先生が描かれるということは、面白いものになるのは分かっていたんですが、アルスラーン戦記が好きすぎて、キャラクターのデザインを見ただけで読めなくなってしまったんです。
私の中ではアルスラーンキャラは天野さんと神村幸子さんのデザインで固まってしまっているのです。
神村さんデザインの映画版は当時にしては結構原作に忠実で、作画のお馬さんの動きもめちゃくちゃ力が入った力作でした。

荒川版はまずダリューンの長髪が受け付けられず。
アルスラーンの利発さが感じられない顔が無理で。
タハミーネの意地悪そうなお顔が絶世の美女には見えず。
画面全体の感じが、私の思い描いているアルスラーン戦記とかけ離れているのです。

どうしてもデザインが受け入れられず、第一話を試し読みして以降後は読めないでいました。
でも、アニメになるんだったら、それは観てみたいので、思い切って読んでみることにしました(>_<)

……。
ちくしょう！！！
面白いぜ！！
さすが荒川先生！！
旧アニメ版よりもより原作を大事にされた漫画に仕上がっていました(ハ。・∀・*)
旧アニメ版でかなり性格を改変されてしまっていたエラムですが、荒川版ではちゃんとツンとした感じに描かれています。
荒川先生が足された原作にはないエピソードも、物語を上手く補完されていて、アルスラーンの成長物語として、原作で先を知っているのに引き込まれてしまいました。
旧アニメ版のカーラーンの最期とか可哀想だなーって思ってたんですが、荒川版ではきちんと描かれていて一安心。
キャラデザはまだ受け入れられないし、旧アニメの声優さんがいちいち役にハマっていて、もうギーヴなんか矢尾さん以外は考えられないほどなんですが、荒川版アニメは荒川版アニメで、それはそれとして楽しみたいと思います（*^_^*）

ヨナのアニメが終わってからの楽しみができて良かった。
このままだと、ヨナアニメが終了したら燃え尽き症候群になりそう(・_・;)